歴史を今に伝える名木
~いつもの景色の奥にある生きる歴史~
日比谷公園 首掛けイチョウ
「日比谷公園」は西洋文化を取り入れながら、和の要素を織りこんだ、日本における近代的西洋風公園の先駆けとして、明治36年に開園しました。
公園内のレストラン「日比谷松本楼」の脇に立つ推定樹齢400~500年、幹周り7mの巨大なイチョウは、明治34年頃、道路拡張工事により伐採される運命にありました。
公園の設計者である本多静六博士が「私の首をかけても」とまで言って移植を成功させたことから、「首かけイチョウ」と呼ばれるようになりました。
この木はその後の関東大震災や戦禍という幾多の苦難を耐え抜き、太い幹と四方に力強く伸びる枝ぶりは、堂々としたバランスを保っています。
その強靭な生命力と博士の情熱にあやかろうと、近年では困難を切り開く象徴、さらにはパワースポットとしても注目されています。
詳細情報
【住所】
東京都千代田区日比谷公園
【アクセス】
東京メトロ(日比谷線・千代田線)・都営地下鉄三田線「日比谷」下車徒歩2分
東京メトロ(丸の内線・千代田線)「霞ヶ関」下車徒歩2分
東京メトロ有楽町線「桜田門」下車徒歩5分
JR(山手線・京浜東北線)「有楽町」下車徒歩8分
浜離宮恩賜庭園 三百年の松
© 撮影 田中雅也
「浜離宮恩賜庭園」は江戸時代の大名庭園で、歴代将軍によって造園や改修工事が行なわれ、十一代将軍家斉のときにほぼ現在の姿の庭園が完成しました。
その浜離宮を象徴する名木「三百年の松」は、都内最大級の規模を誇るクロマツ。
その名の通り三百年以上の歴史があり、1709年に六代将軍・徳川家宣が庭園を大改修した際、その偉業をたたえて植えられたと伝えられています。
低く、そして横へ力強く張り出した太い枝ぶりで、堂々たる佇まいが特徴。
この300年の間は、関東大震災や第二次世界大戦といった激動の時代でした。
戦火や震災の被害を乗り越え、今なお生き続ける姿は、まさに江戸の面影を現代に伝えています。
園内でも屈指のフォトスポットで、徳川将軍家の威信を今に伝える貴重な存在です。
詳細情報
【住所】
東京都中央区浜離宮庭園1-1
【開園時間】
9:00~17:00(入園は16:30まで)
※イベント開催期間など時間延長が行われる場合あり
【休園日】
年末・年始(12月29日~翌年1月1日まで)
【アクセス】
・大手門口
都営地下鉄大江戸線「築地市場」「汐留」・ゆりかもめ「汐留」下車 徒歩7分
JR・東京メトロ銀座線・都営地下鉄浅草線「新橋」(G08・A10)下車 徒歩12分
・中の御門口
都営地下鉄大江戸線「汐留」・ゆりかもめ「汐留」下車 徒歩5分
JR「浜松町」下車 徒歩15分
林試の森公園
「林試の森公園」は1989年、目黒区と品川区にまたがる林業試験場の跡地に開園した都立公園で、東西に細長い園内は、約45分で1周できる散策におすすめのスポット。
試験場時代から受け継がれた豊かな樹木はたくさんあり、ケヤキやスズカケノキなど、幹回り3mを超える巨木が空高くそびえています。
その中でも、芝生広場にある大きなクスノキは、樹高が約29m、公園のシンボルとして圧倒的な存在感!
幹が太く、見上げると上へ伸びる緑の葉が空に届くようです。
他にも、絶滅危惧種のハナガガシをはじめ、国内外の珍しい樹木が数多く配植され、他の公園では味わえない本格的な樹木観察が楽しめます。
都心にいながら森に包まれるような森林浴を体験でき、四季折々の自然を楽しめる貴重なスポットです。
詳細情報
【住所】
東京都目黒区下目黒五丁目、品川区小山台二丁目
【アクセス】
東急目黒線・都営三田線・東京メトロ南北線「武蔵小山」徒歩10分
JR渋谷駅から東急バス(恵比寿経由)五反田行き(72系統)「林試の森入口」下車 徒歩1分


