休日の散歩が、歴史探訪に変わるー東京の緑と遺跡ー
赤塚公園
「都立赤塚公園」は高島平団地と首都高速に沿って東西に広がり、豊かな自然林や遊歩道、運動施設が調和した変化に富む公園です。
もともとは昭和18年に「赤塚緑地」として計画されましたが、戦争により中断、昭和49年土地区画整理を経て開園しました。
公園の西端にある小高い丘は、1456年に築城された赤塚城の本丸跡。
城主の千葉氏は後北条氏の有力家臣として活躍しましたが、1590年の豊臣秀吉による小田原征伐で滅亡し、廃城となりました。
現在は本丸跡の石碑や空堀などの遺構が歴史を伝えています。
城址の麓には、板橋区立赤塚溜池公園、板橋区立郷土資料館、板橋区立美術館が隣接。
歴史散策と芸術鑑賞を同時に楽しめる公園です。
詳細情報
【住所】
東京都板橋区高島平三丁目、徳丸七・八丁目、四葉二丁目、大門、赤塚四・五・八丁目
【アクセス】
地下鉄三田線「高島平」(I25)下車 徒歩8分
東武東上線「成増駅」から国際興業バス(高島平操車場行き)「赤塚公園」下車 徒歩1分
東武東上線「下赤塚」から国際興業バス(高島平操車場行き)「赤塚公園」下車 徒歩1分
東武東上線「東武練馬」から国際興業バス「高島平警察署前」下車 徒歩3分
石神井公園
「石神井公園」は三宝寺池と石神井池の二つの大きな池を中心に、武蔵野の自然がよく残されている公園です。
静寂に包まれた三宝寺池に対し、石神井池はボート遊びで賑わうなど、対照的な二つの表情を楽しめます。
三宝寺池の南側には、室町時代にこの地を治めた豊島氏の居城跡「石神井城跡」があります。
池や川などの自然地形を巧みに利用した平城でしたが、1477年、太田道灌との合戦に敗れ落城。
現在は空堀や土塁といった貴重な遺構が残り、平成23年には東京都の史跡に指定されました。
※通常は文化財保護のため閉鎖
発掘調査では鉄製の小刀も出土し、当時の暮らしを伝えています。
歴史遺産と緑が共存する、癒やしのスポットです。
詳細情報
【住所】
東京都練馬区石神井台一・二丁目、石神井町五丁目
【アクセス】
西武池袋線「石神井公園」下車 徒歩7分
西武新宿線「上井草」より長久保行きバス「三宝寺池」下車、石神井公園行きバス「石神井公園」下車
玉川上水緑道(玉川上水)
「玉川上水」は江戸の人口増加に伴う深刻な水不足を解消するため、幕府が計画した飲料水供給施設です。
1653年、玉川庄右衛門・清右衛門の兄弟によって完成されたので、玉川上水と呼ばれるようになりました。
取水口の羽村から四谷大木戸までの全長は約43km。
この間の標高差がわずかであったため、緩やかな勾配で正確に水を流すには高度な測量技術が必要でした。
その当時の優れた水利技術を物語る、貴重な土木遺産です。
上流部は現在も現役の導水路として活用されており、かつての路線が連続して残されている点は歴史的に非常に高く評価され、平成15年には国の史跡に指定されました。
現在は杉並区から福生市にかけての約24kmが「玉川上水緑道」として開園しています。
武蔵野の面影を残す水辺の散策路は、四季折々の自然を感じられる都会のオアシスとして親しまれています。
詳細情報
【住所】
東京都福生市、昭島市、立川市、小平市、三鷹市、武蔵野市、杉並区
【アクセス】
JR中央線「三鷹」
西武国分寺線「鷹の台」
西武拝島線・多摩都市モノレール「玉川上水」
JR青梅線・西武拝島線「拝島」


